レーガン政権のもと、「強いアメリカ」をめざしたアメリカ経済は、「双子の赤字」「債務国化」「産業の空洞化」など、依然として国内・国際両側面において、構造的な危機と政策的ジレンマの前に立たされている。80年代「レーガノミックスの時代」を解読し、アメリカ経済再生の途と、90年代世界経済のゆくえを探る。