歴史の瞬間は、その時点に立って考えれば、いつも「海図なき航海」であった。戦後日本は、20世紀後半から21世紀初頭までの国際社会をどう航海したのか。めまぐるしく変動する国際環境の中での外交的選択の戦後60年を、ここに再現する。