梅安へ連なる、暗黒時代小説の傑作。法の裁きの届かぬ悪を、闇から闇へと葬る仕掛人。その元締、音羽の半右衛門の元を訪れた伊勢屋勝五郎は、以前にも「殺し」を頼んできた相手だった。半右衛門は、手練の西村左内に仕事を任せるが……。表題作「殺しの掟」含む、江戸の暗黒を描き、仕掛人・藤枝梅安シリーズの先駆けとなる秀作9編を収録。
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