「おれたちはまたどうどうとたたかおうじゃあないか」しとめたくてしかたがなかったはずのあいて、残雪がとびさるすがたを見まもりながら、大造じいさんは大きな声でよびかけます。かりゅうどとがんの、てきみかたのかんけいをこえた、あつい交わりをえがいたお話です。