筑紫野市から出土した新たな土塁の発見など最新の考古学的知見を取り入れ、多元史観によって九州王朝(倭国)の首都としての太宰府の真実を明らかにする。また大和朝廷=畿内を起点に研究されてきた古代官道を、太宰府を起点としてとらえた先駆的論稿も収録。