高校の校舎の片隅で、「僕」はひとりぼっちの幽霊・真帆と静かな時間を過ごしていた。だが、転校生・はるかが現われたことで、その穏やかな場に変化が生じ始める。僕はなぜこんなにも孤独なのか、はるかは何のために僕たちに近づいたのか…謎めいたストーリーは、やがて思いがけないラストへ!大切な人を想う、哀しいほどの愛の深さが心を揺さぶる感動の物語。