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  • 著者松原惇子
  • 出版社文藝春秋
  • ISBN9784163427201
  • 発行1988年11月

クロワッサン症候群

偉大なる女性誌「クロワッサン」は創刊当時、向田邦子、桐島洋子、市川房枝などをオピニオン・リーダーとして「自立する女」「翔んでいる女」など、新しいライフスタイルを打ち出し、当時の20代後半の女性に多大の影響を与えた。あれからおよそ10年、彼女らは30代の半ばから後半を迎えているが、この世代は他の世代に較べ、キャリアウーマン、シングル指向が強く、その影響を色濃く残している。女性誌ジャーナリズムが女性たちの生き方にどのような影響を与えていったか、著者自らの体験と重ねて描くとともに、ジャーナリズムの責任の大きさを、女性誌を通じて改めて強調する。

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