「裏火盗」は火盗改メ・長谷川平蔵が、差配違いに関わりなく悪を断ずる軍団として結成した組織である。御頭は結城蔵人。凶盗・尾鷲の銀蔵の相次ぐ畜生盗みを阻止すべく、暗躍する謎の気侭頭巾の一群。続発する旗本一族郎党皆殺し毒殺事件。江戸町民を人質に、幕府から五万両を強請る龍神とは…?文庫で書下ろす、大好評裏火盗罪科帖シリーズ第三弾。