誰でも住居での暮らしから逃れることはできない。「食」と「衣」とともに一生ついてまわるのが「住」生活である。そして、その生活が少しでもよくなるようにと誰しも望んでいるのである。それならば一生を貫いて、しっかりとした"住居思想"のようなものをもてないものだろうか。そう考えたのが本書である。