華厳(けごん)の滝の白骨死体と明智光秀伝説 時空を超えた二つの謎を浅見光彦が追う!
“天海僧正=明智光秀説”を取材するために日光を訪れた浅見光彦は、光秀との因縁を辿り、日光山麓の大牧場主、智秋(ちあき)家に行き当たる。だが、ほどなく失踪していた智秋家の次男・次郎の白骨死体が華厳の滝から発見されるのだった。次郎が傾倒していた短歌同人の世界に不審を抱く浅見が、事件の真相に迫る。
※本書は、1988年2月にカッパ・ノベルスとして刊行され、1990年11月に光文社文庫に収録された後、2001年3月に角川文庫から刊行されたものです。