子供はいつからこんな遠い存在になってしまったのか。問題を、「大人と子供の関係史」の人類史的視野から読み解くときに新たな輪郭と豊饒な可能性があらわれる。子供史・教育史の新しい認識枠組みへの探求の過程を生き生きと示し、方法的自覚と着想に充ちた問題提起の書。