• Author吉田和男
  • Publisher中央公論新社
  • ISBN9784121012814
  • Publish Date1996年1月

超円高時代の経済学 / 戦略的政策から選択的政策へ

日本にとってここ10年の最大の経済問題は円高であり、日本人すべてが為替レートに関心を寄せているが、円高のメカニズムと効果が理解されているとはいえない。円高の原因である経常収支黒字はなぜ減少しないのか。円高はデフレを呼び、産業の空洞化を進めるのか。なぜ円高のメリットを生かせないのか。このような疑問に答えながら、内外価格差を生む規則、競争を抑制する協調等、日本型産業システムに対して発想の転換を求める。

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