建物の高さは都市のあり方に大きく影響するが、その規制は緩く各地で紛争が続いている。そのため強制力のある高さ制限(高度地区)の指定が増える一方、高さの目安を示す景観計画の活用も広がってきた。本書は、高さ制限の歴史的経緯と上記2手法の運用実態を示し、都市の価値を高めるための高さ制限の手引きとしてまとめた。