指導要領では「言語の教育」としての国語という方向が明確になった。しかし、まだその単元・その授業で子どもに身につける「国語の力」の解明は進んでいない。また、子どもに「付けたい力」「確かな国語の能力」をめぐり国語の授業の現場で混乱が生まれている。それらを受け、本書では以下を追究する。(1)物語・小説、説明文・論説文、古典、新聞の授業で身につけさせる確かな「国語の力」の解明。(2)「単元を貫く言語活動」の徹底検討「学びの共同体」の徹底検討。(3)「国語の力」を身につけさせるためにどのように言語活動を生かすか。