人間の生と死に関する様々な現象が,意識に先行する形で展開する現代。特定の宗教観をもたず「生と死」について理解しようとする時,一度は自分の内的世界に組み込み自らのものとする手続きが必要であり,その理解が他者にも理解できるものとなる必要があろう。本書はそのために考える素材を広く提供する日本初の書である。