安永九年に刊行された京都名所案内記『都名所図会』は、挿画を中心とした最初の名所図会であり、有名な社寺はもとより小さな古蹟に至るまで採り上げ、又、名所旧跡や年中行事をも細かく説明したものです。本書では、この図書の中で"挿画"で紹介された同じ場所にカメラを向け、京都の今と昔の変遷をビジュアルに対比しています。