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  • 著者紀野一義
  • 出版社NHK出版
  • ISBN9784140010358
  • 発行1984年10月

禅 / 現代に生きるもの

目次 第一章 坐禅と禅 / p11 無明の中にうごめくもの 空しさと空と歳月 第二章 沈黙と禅 / p21 沈黙の世界 沈黙と寂 ことばは杭の如く突っ立つ いのちの賭け リルケの詩 鳥の歌うが如く 永遠につながる話 底抜け 第三章 色即是空 空即是色 / p55 虚空を遍歴するような人生 むなしさと仏のいのち 死ねば仏のいのちに帰る 徒労に賭けるいのち 夏の夜の怪異 君看よ双眼の色語らざれば憂いなきに似たり 無限の桃花水を逐うて流る 命二つの中に生たる桜かな 結語 第四章 唐時代の巨匠たち / p97 大悲の風動く-六祖慧能- 心は虚空のごとし-馬祖道一- 柄が何になる-石頭希遷- 高高たる山上に向って立ち深深たる海底に行くべし-薬山惟儼- 願わくは婆婆の永えに苦海に沈まんことを-趙州従諗- 独坐大雄峯-百丈懐海- 凛々たる孤風-黄檗希運- 豪放悪辣な臨済将軍の風-臨済義玄- 父母未生已前の汝-潙山霊祐- 道い得るも三十棒道い得ざるも三十棒-徳山宣艦- 第五章 日本の禅匠たち / p149 父母の縁尽きなば-夢窓国師- 学道の人は貧なるべし-道元禅師- 死してなお師のかたわらを去らず-孤雲懐奘- 漆黒の暗夜に悟る-一休宗純(一)- 雀を葬る一休-一休宗純(二)- ただ土になりて念仏修業せらるべし-鈴木正三- 仏にならぬが仏-至道無難禅師- 仏が喜び仏が呼ぶ-盤珪禅師- 南無地獄大菩薩-白隠禅師- 仙桂和尚は真の道者-良寛和尚- 山岡鉄舟の真面目 終戦の詔勅と玄峰老師-山本玄峰- 第六章 禅と文化 / p207 花を見て花を見ず 墨絵の世界 茶道と能と一休 桑山左近の露地庭と慈光院 無茶という茶 無法と宗教と芸術 松平不昧公の慎独 井伊直弼の独座観念

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