わが国が文化的に大きく舵を切った時代の1960年代末から35年間、建築家曽根幸一が都市を描き続けた論文をまとめたのが、本書である。彼は都市デザインの理念を「建築を一つの関数とするなら、これらを包括したくくりをもうひとつの何かがあるはずだ」という.