ラグーナ・ビーチに住む作家ドミニック・コーヴァイシスは、深刻な夢遊病に悩まされていた。朝、目を覚ますとクローゼットやガレージの中で丸まっているのだ。同じ頃、シカゴで、ラスヴェガスで、ボストンで、得体の知れない恐怖におびえる人たちがいた。彼らにその記憶はないが、一年前の夏、あるものを"見て"しまったのだ。