ユダヤ人強制収容所に送られた体験をもとに児童文学作品を発表して「国際アンデルセン大賞」を受賞した著者が描く心温まる絵本。おばあさんが毛糸でつくった二人の子ども。それをみた大人たちは顔をしかめて大騒ぎ。小学校の先生たちも「毛糸で編んだ子どもなんて、この学校に来られちゃ困る」と怒りだす。ところが毛糸で編んだ子どもたちは、あっという間に国中の人気者。それを知った街の大人は……。あとは読んでのお楽しみ。