1980年代以降、続々と登場したエコマネーや電子マネー、仮想通貨などのいわゆる「新しい通貨」は、新たな可能性や社会を提唱した。既存の理論では説明できないこれらを、どのように評価し、どのように取り扱うのが適正なのか。本書では理論的分析に加え、「新しい通貨」について貨幣論の観点から評価する。