死体とはわれわれ自身の姿である。おぞましく思うか、思考の糧となり得るか。死体を隠し、身体を失ったこの国は、はたして「未来」を描けるのだろうか。「唯脳論」の解剖学者による、発想のヒント、挑発のエッセイ集。