いつもと変わらない昼下がり。電子・エレンが自分はひとりの女の子の体の一部であるのを自覚したことから回想の冒険ははじまります。3ヶ月前はリンゴだったこと、半年前は木だったこと、どんどん昔を思い出していきます。あるときは、恐竜。その昔は、地球で最初の生物の細胞のなか。その前は海〜宇宙の塵〜宇宙で最初の星〜もっと前は光のじゃまをしたり、原子核ができるのを目撃したり。-どこにでも存在する「電子」、そのひとつエレンが宇宙の歴史をさかのぼり、大きな謎にせまります。イラストでめぐる「星」、そして「宇宙」のものがたり。