平成27年1月に国が定めた認知症施策「新オレンジプラン」では、専門医だけではなく、地域の「かかりつけ医」たちの活躍が大いに期待されています。かかりつけ医たちが認知症医療に積極的に取り組むための窓口となる「もの忘れ外来」の上手な作り方、機能のさせ方を、医療とケアと家族(地域)のトライアングル連携で、地域に立脚した認知症医療をいち早く実践してきた著者たちが語ります。著者たちのこれまでの取組みは、まさに時代の要請を的確に先取りするものでした。地域で活躍する医療関係者は必読の一冊です。
【本書を推薦します!】
◆本間 昭 先生
(認知症介護研究・研修東京センター前センター長)
『今年の3月に改正道路交通法が施行され、 75歳講習時の認知機能検査において 一定の点数以下では認知症の有無の診断が 求められることになりました。
専門医だけではなく、 かかりつけ医も一定の役割を 担わざるを得なくなったのです。
この機会に、「もの忘れ外来」を 始めてみようかと思うかかりつけ医も 少なくないのではないでしょうか。
しかし、どこから、どのように始めればいいのか 悩んでしまうこともあるかもしれません。
本書では、かかりつけ医が地域で 「もの忘れ外来」を始め、 一定の成果をあげた好事例が示されています。
興味のある関係者に一読をお勧めします』