何か目に見えない力に背中を押されたように、青春時代に遠藤周作とめぐり会った二人。人はなぜ生きるのか、という疑問を抱えながらそれぞれの道を行き、辿り着いたキリスト教への信仰。キリスト教の神は、厳しくも怖くもない、母の愛にも似たものなのだ。