つまらない教科書はうんざり。世界史はこう教えてほしかった!
本書は、世界史に登場する何千、何万人もの人物の中から、歴史小説家である私が「こいつが主人公の小説を書きたい!」という基準で324人を選んだ人物事典です。事典といっても、教科書みたいに退屈なものではありません。小説家である以上、歴史の面白さを皆さんに伝えることが使命です。ですので、人物の解説には「エンタメ性」を持たせました。つまり、あら探しだったり、誹謗中傷だったり、著者の好みが思いきり反映されていたり……。
とにかく、肩の力を抜いて自分の好きな時代や人物から読んでいってみて下さい。人物が単なる記号から等身大の「キャラクター」に変われば、歴史はもっともっと面白く見えてくるはずです。