本書は、人が自分を他人と比べる心理-社会的比較の研究をやさしく紹介した好評書の新版です。初版刊行以来約20年の間に進展のあった研究をふんだんに盛り込み、主要な実証的研究はすべて初版のものと入れ替え、その方法や結果を比較的詳しく紹介しました。自己、発達、自尊心、個人差、社会的認知、文化といった切り口で新たに章を設け、多方面からの理論的・実証的分析を試みます。