本書は数値解析を初めて学ぶ人を対象とし、数値解析の常識といえる初歩的な内容を取り扱います。本書では、すでに定義されている関数やパッケージをそのまま使うということは避け、数値解析の基本的な手法をベースに、その原理がわかるように解説することを心がけました。特に本書で数値解析について独学しようとする方のため、初めはごく基本的なことから始め、次第に内容をステップアップするように構成してあります。