人類滅亡から新人類誕生までを描くSF巨編
西暦3404年。地球は瀕死の状態で、人々は巨大なコンピュータに管理された地下都市(メガロポリス)でかろうじて生き延びていた。人間に姿を変えた無定型生物・ムーピーのタマミとともに地下都市を逃げ出した山野辺マサトは、荒野で行き倒れ、世捨て人の猿田博士に救われる。猿田博士はドームの中で、ロボットのロビタを助手に人工生命の研究を続けていた。その頃、地下都市ではコンピュータの暴走から核戦争が起きる。ロックが山野辺の冷徹な上司役を好演している。火の鳥によって永遠の命を与えられた山野辺は、人類最後の生き残りとして猿田博士の研究を引き継いで、生命を生み出そうとしたが……。人類滅亡から新たな人類が誕生するまでを描く壮大な物語。
【編集担当からのおすすめ情報】
角川書店豪華版のカラーページのほか、『COM』掲載時の二色ページを再現。全扉絵を収録。