6歳の明希が「あけぼの園」にやってきたのは、薄い雪が舞う2月のはじめだった。春から中学生になる美香の目を通して、「児童養護施設」で暮らす子どもたちの日々の生活や子どもたちに寄り添う大人の姿が語られる。〈受賞情報〉日本児童文学者協会賞(第53回)