「まだまだ若いよ」と「もう青春も終わりだよね」が交互に顔を出す30歳の同窓会。それぞれの事情を抱えて卒業後を生きてきても、名前を呼ぶだけで、シングルの孤独はもちろん、嫁姑戦争も母親の責任も忘れさせてくれる女友達。お嬢様学校の同窓会で12年ぶりに全員集合した5人の女性たちの1日を、優しく懐かしく描く、邦子の友情小説。