清貧に生きた松下禅尼や吉野太夫、骨肉の情を断った北条政子、男の身勝手さに翻弄された村山たか女など、古代から明治期まで、日本の歴史を鮮やかに彩った二十六人の女性たち。彼女たちを新しい視点から捉え直し、日本女性に流れ続ける特質に迫る。