荒廃していた高野山に空海の教えを復興させ、後に新義真言宗・根来寺開祖として民衆の心を惹きつけた覚鑁の業績・思想を明らかにする。根来寺における大伝法堂と本尊丈六三尊像の再興、現存する同本尊の最新の調査結果をもとに、歴史的・美術的意義を考察する。