硫黄島に散った栗林中将が留学の地アメリカから息子に伝えたこと
昭和3年、軍事研究のためアメリカに留学した陸軍大尉栗林忠道が、幼い息子・太郎に書き綴った絵入りの手紙。その15年後、彼は総指揮官として赴いた硫黄島で玉砕する。留学先からの絵手紙と、戦地から娘・たか子に宛てた手紙、双方を初公開。子に対する父親の深い愛情とユーモアに溢れた文面から、軍人・栗林の人生の明暗ともうひとつの戦中史が見えてくる。監修・細木重辰(軍事史研究家)解説・枝川公一(ノンフィクション作家)