本書の前半では、心臓病と心の問題を掘り下げ、問診の重要性と心のケアの大切さを訴えながら、テクノロジーに頼る現代医療を憂慮する。後半では、心臓学の最前線を切り開いた半生を書くとともに、生と死を見つめ、不治の病を抱えた患者に対する医療のあり方を提言している。