• Author水城正太郎/著
  • Publisher富士見書房
  • ISBN9784829161272
  • Publish Date2001年0月

白夜に響く黒猫の歌

少女の絶叫が、食堂に響き渡る。遊馬は、思わず耳を塞いだ。叫びに共鳴するようにホールをゆらす振動音。突然、シャンデリアの明かりが消え、ストロボのような光の中に、恐怖に顔を歪めた中年男性が浮遊していた…。大富豪、瀧沼深一郎の遺した屋敷「白夜館」。遺産を受け継ぐために、四人の子息女は窓ひとつない奇妙な屋敷に篭もる。それを取材するオカルト新聞記者-天瑞遊馬と聖麻衣子は、超能力により起こる奇怪な連続殺人事件に挑む!猟奇か、科学か、超能力か?殺人の手段とは?そして、謎の遺産の正体は?大戦の匂いの残る昭和29年の東京を舞台に繰り広げられる冒険ミステリー第二弾。

>> 続きを表示
    •  
    • This book can be read at
    • Borrowed People