セレスの街に、古く大きな建物があった。アブリル教の伝説の門を模したその建物は「神の門」と呼ばれていた。そして、その神の門の修復工事のメンバーの中にルーク・ジョイナスという若者がいた。彼はかつて、古い遺跡や伝説に隠された謎を解き明かす凄腕のハンターだった。そのルークのもとにレイリアという美女が会いに来た。彼女はルークに、ある仕事を持ちかける。だがそれは教会を揺るがす「法王密室殺人事件」の幕開けにすぎなかった…。新鋭・葉山透が贈る、ロマンティック・ミステリー。