平成十一年四月には予防接種法が感染症新法に改正され、それまで用いられていた伝染病という言葉は消え、感染症という用語が用いられるようになりました。同年夏には、わが国でもようやく低用量ピル(ホルモンの含有量が少なく、副作用が起こりにくい経口避妊薬)が発売されました。また、平成十二年から、形が小さくて銅線がついている子宮内避妊器具(IUD)の販売が許可されました。出血などの副作用が少なく避妊効果が高いので今後は普及することでしょう。改訂新版では、以上のような最新情報の他、体外受精や多胎の部分についても大幅に加筆しています。うつぶせ寝や日光浴に関しても、新しい考え方を紹介しています。