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  • 著者寺山修司
  • 出版社復刊ドットコム
  • ISBN9784835455143
  • 発行2017年8月

犬神家の人々 愛蔵復刻版 / 寺山修司幻想写真館

写真家・寺山修司が表現する虚構の世界40年の時を経て、伝説の作品集が愛蔵復刻版として復刊決定!?写真とは『真を写す』のではなく『偽をつくる』のだ―詩人、歌人、劇作家、映画監督、小説家、評論家、作詞家、競馬エッセイスト。。。昭和の時代を華々しく駆け巡り、様々な分野でその才能を発揮した寺山修司が、実は写真家としても活躍をしていたことをご存知でしょうか?1973年、それまで森山大道、立木義浩、篠山紀信、沢渡朔、鋤田正義、須田一政らと写真や映画のコラボレーションを続けていた寺山修司は、突然カメラマンになろうと決意し、「アラーキー」こと荒木経惟に弟子入りをしました。寺山修司が表現する写真は、日常の中から真実を切り取る作業ではなく、限りなく嘘の世界を創り込むことで生まれます。例えば、外国の古道具屋で売られていた古い絵葉書に自分で撮った写真をハガキ大の印画紙に焼き付けて退色させ、不思議な手紙文や世界中から集めてきた切手を貼り、よごれやシミまでもシルクスクリーンで印刷。特注のスタンプを押し、偽絵葉書を作成するなどを試みました。これら写真表現の成果として、1974年にギャルリーワタリ(現:ワタリウム)で、初の写真展「寺山修司幻想写真館 犬神家の人々」を開催。偽絵葉書シリーズは、東京ビエンナーレにも出品されました。今回の復刻版で底本となる『犬神家の人々』は、1975年に読売新聞社より発表され、フランスの写真雑誌「ZOOM」にも特集記事が掲載されるなど、大きな反響を呼んだものです。その後、自身が主宰した「天井棧敷新聞」、雑誌「地下演劇」の表紙が寺山の写真作品で飾られ、「平凡パンチ」誌のグラビアページ撮影など、写真家としても旺盛に活動を進めていくことになります。このたび、株式会社テラヤマ・ワールドによる協力で40年ぶりにその姿が現れる『犬神家の人々』の世界。「言葉の錬金術師」とも呼ばれた寺山修司が、写真家として残した摩訶不思議な魅力を、ぜひお手にとってご覧ください。 ☆☆☆復刊リクエストより☆☆☆・寺山修司の戯曲や散文を読み今読んでも新しい視点があるからです。そのヴィジュアル観も体験してみたいのです・表紙を見るだけでも、すごくわくわくしたものを感じています。舞台の写真などが解説本か何かで見たときに、非常に心惹かれるものがありました。是非手にとって読んで見たいです。・写真家としての寺山修治の評価はまだまだ彼の思い出話の領域を超えていないと思います。前衛とは何で、そして何だったのかを私達が自問をするとき、寺山修治の才能と人柄についての考察を巡らすことは避けられないと思います。☆☆☆本書の特長☆☆☆ 劇団「天井桟敷」の役者達をモデルに、天井桟敷舞台を思わせるような演出はもちろん、寺山修司の意図が至るところに反映され完璧なまでに【写真で】再現されたテラヤマ・ワールドが愛蔵復刻版として復刊。※本書は『寺山修司 幻想写真館 犬神家の人々』(1975年 読売新聞社版)を底本に、愛蔵復刻版として出版するものです。 ?寺山修司 2017協力:TERAYAMA WORLD/Poster Hari`

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