姫君たちの、色とりどりに咲き乱れる恋模様!
◆美貌も優しさも兼ね備えた「男を許せる女」――紫の上
◆清楚なのにセクシー、ギャップある「小悪魔」――夕顔
◆年下の男に、大人のキスを教えた「愛の女教師」――六条御息所
◆奔放な恋に自ら飛び込んだ「肉食女子」――朧月夜
◆セックス抜きで大切にされ続けた「母親のような女」――花散里
◆子猫のように可憐、けれど幼すぎる「ロリータ」――女三宮
◆男に対してかたくなすぎた「おひとりさま」――大君……
まぶしい恋のときめき、会えたときの嬉しさ、
心が隔たっているときの葛藤、一人で漏らすため息、
胸を裂かれるような別れの悲しみ……。
十二単に包まれていたのは、現代とまったく変わらない、
“恋に喜び、恋に悩む心”でした。
今までで一番セキララな、『源氏物語』解釈!