七冠制覇を成し遂げた羽生は、1997年夏、「将棋世界」誌上で矢倉をテーマに5手目最善手を追究する壮大な連載をスタートさせた。無限の広がりを見せる将棋の変化に羽生の頭脳が立ち向かう。当時20代の羽生が将棋の真理に挑んだ渾身の作品、ついに単行本化。