廃火の儀-降楼した火目を埋葬する儀式。そこで骸となっていたはずの先代の火目・時子が化生となり、逃亡するという変事が起こる。火護唯一の弓衆となった伊月は、新たな御明かし、茜を引きつれ時子を追う。一方、幽閉されていた佳乃は、都の大火の折、時子の骸に触れていたことから帝・豊日の追及を受ける。時子を巡り二人の運命は再び交錯していくが-。思惑の読めない豊日の真意、化生に隠された秘密…いくつもの謎をはらんだ変事の行方は?第12回電撃小説大賞"銀賞"受賞作第二弾登場。