私は社会部記者であり続けることに、誇りを持っている-。常に人の「善意と無限の可能性」を信じ続けた、ノンフィクション作家、本田靖春。必要なのは、権威でも権力でもない。「由緒正しい貧乏人」として、ただ一人の記者として、生きること。「豊かさ」にあふれた日本人に、欠けているものとは何なのか。