• Author京極夏彦
  • Publisher講談社
  • ISBN9784062752091
  • Publish Date2005年11月

鉄鼠の檻 4 分冊文庫版

あるべきでないものは――矢張りない方がいい……発見なんかされなきゃ良かったんだ
「ああ云う場所はもう――これから先はなくなってしまうのだろうな」。京極堂は最後に独り言(ご)ちた。多くの仏弟子を次々に魔境へと拉(らっ)し去った妄念の寺が紅蓮の炎に包まれたとき、燃え落ちていく憑物の意外な正体が明らかになる。世界ミステリ史上もっとも驚くべき動機と犯人像を呈示した傑作、ここに完結。

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