昭和天皇の弟宮が二十七年間にわたって書きつがれた親王日記。昭和十七年一月〜九月。37歳。軍令部に在って日々書き留めた厖大な情報電報は、冷静な感想を交えつつ、ミッドウェー、ガダルカナル等の戦況を精細に伝える。