"協働はどうはじめる、共通価値はどう生み出す、そして地域運営をどう変えていくか…。
東日本大震災の被災地を後方から支援した遠野市と、復興支援を継続的な活動として実践する富士ゼロックス(株)が、行政・企業組織の枠組みを超え設立した「遠野みらい創りカレッジ」。
“ふれあうように学ぶ場"" を中心に据えた活動は、2015 年度には延べ約5,300 名が訪れ、農家民泊などで2,500 名が宿泊。遠野市の交流人口拡大を支援した。2016 年度は“ 交流""“ 暮らしと文化""“ 産業創造""の基幹プログラムを開講、新事業や雇用のための議論がなされている。
本書は産官学民活動に必要な技術、実際に取り組まれているデザインとプログラム、協働で進められている研究活動と今後の展開を具体的に表し、さらに南足柄市、白老町、壱岐市など地方都市へと広がりつつ ある「みらい創り」の事例を紹介する。
日本全国に広がる地域創生を目指した活動の一助となる1冊。"