話題の問題の発端は何か? 「豊郷の歴史と未来を考える会」代表と、学校建設費を寄付した古川鉄治郎の孫古川博康が訴える。 豊郷小学校は昭和12年、近江商人・古川鉄治郎の寄付により建てられた。設計はヴォーリズ、施工は竹中工務店で、工費は大阪城建設に匹敵するという立派な白亜の学校である。 ところが町長は地震に耐えられないという理由で解体・新築に取りかかろうとしている。「地震に耐えうる建物」「近代建築物として文化財価値あり」と唱える研究者らの意見とともに、改築反対運動を進める住民と、古川氏の遺族が事件の発端から2月始めまでの経過を報告している。 3月の町長リコール投票を控え、町はまだ混乱の最中である。