15世紀、イタリア、フィレンツェ。サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂のドーム建設は、その大きさゆえに、当時の建築技術では不可能と思われていた。そこで、市の有力者たちは一計を案じ、コンテストの開催を決定する。みごとに勝ち、不可能を可能にしたのは、「変わり者」と呼ばれていた男だった。たんなる変わり者?それとも天才?ルネサンスを代表する異色の建築家フィリッポ・ブルネレスキを描いた、ノンフィクション絵本。