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  • 著者掛尾良夫
  • 出版社小学館
  • ISBN9784094088168
  • 発行2013年4月

『ぴあ』の時代

序 章 『ぴあ』の休刊 009

第1章 『ぴあ』の胎動 017

甘納豆ビジネス   018
パイオニア創業者からの手紙 021
上京、新宿へ  024
学生運動に翻弄されて  027
中大映画研究会   030
映画の森へ 033
運命の出会い  037
自分たちに必要なもの  040
時代が『ぴあ』を求める   043

第2章 『ぴあ』の誕生 047

アパートで編集会議 048
父親の30万円   051
奇跡の「出会い系人脈」   054
読者と「対等」であること    057
立ち込める暗雲ーー流通の壁 060
ふたりの救世主   063
押入れの8000部 066
汗だくの飛び込み営業  069
8万人の潜在読者  072
飛躍の切り札--○ぴ(マルぴ)作戦 076
高須基仁の協力   079
及川正通を口説き落とす   081
『ぴあ』に集う人々 084
最後の自前配本   087

第3章 『ぴあ』の躍進 091

  取次との攻防    092
  映画業界に即応する『ぴあ』   095
  映画ファンと名画座に支えられて 097
  イベントに結実する読者とのつながり   100
  オールナイト、34時間ぶっ通し 101
  「ぴあ展」で成長した『ぴあ』    104
  マガジンハウスカルチャーの対極にあるもの  111
  ぴあの社員教育 113
  『ぴあMAP』と『ぴあ手帳』  117
  押し寄せる「ニューメディア」の波  120
  「ぴあ世代」の映画監督たち   123
  隔週化する『ぴあ』   127
  世界の作家に目を向ける 130
  歌舞伎町を疾走!  134
  「ぴあフィルムフェスティバル」誕生   136

第4章 『ぴあ』の挑戦 141

目白押しのイベント 142
「残り半分」  145
『CALENDAR』の試行錯誤   147
トリュフォーを呼びたい   150
フライト代はトリュフォーが負担   152
ヌーヴェル・ヴァーグの旗手、来日す 158
「チケットぴあ」プロジェクト、始動 159
電電公社のトップに接見   162
チケット検印問題    166
プレスタートは「キャッツ」 169
「そっちの勢力」に対する対策  172
ぴあをやっている意味  174

第5章 『ぴあ』の成熟 177

絶妙の3人体制 178
「よし、やろう」◯PFFスカラシップ    179
ラテン系に振り回される   182
スカラシップ作品の1作目  184
85年、レンタルビデオ元年 186
ビデオ市場の誕生がもたらしたもの    188
ビデオブームを背景としたPFF 190
ネット以前の映画バイブル『ぴあシネマクラブ』  193
黒川文雄の退社   195
より広範なエンタテインメントの地へ 197
ホウ・シャオシェン秘録   200

第6章 『ぴあ』の時代 205

駆け抜けた、最後の昭和   206
変わりゆく組織とぴあ  209
変わりゆく人とぴあ 211
ふたりの恩人  213

注釈  222
付録 『ぴあ』の時代 年表 245
参考文献    258

あとがき 260

文庫版あとがき   269 
解説
1950年生まれが作り出したユートピア
                泉麻人   278
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