めざすべきは、正円じゃなく、楕円。 もう1つの焦点をいかにしてつくるか?
全財産を失い、右肺の3分の1も失った著者がたどり着いた、新たな贈与論。
人は必ず病み、衰え、老い、死んで土に還る。でも、その可傷性・可死性ゆえに、生きている間だけ人は暖かい。平川君が構築しようとしているのは、壊れやすく、傷つきやすいけれど、それゆえ暖かい「生身の人間の経済学」である。――内田樹氏、推薦!
文無し生活、その日暮らし、タケノコ生活、自転車操業の日々となった。とほほである。 多くの人々は、そんな生活をしたいとは思わないだろう。しかし、やってみるとこれがなかなか時代に適合した生き方のようにも思えてくる。…そのために必要なものは何か。…その答えは本書をお読みいただきたいと思う。――「まえがき」より
『小商いのすすめ』から6年、『「消費」をやめる』から3年を経た、平川哲学の集大成。